はちみつ黒豆パウンドケーキ。

突然ですが、黒豆ってみなさんはどれくらい召し上がりますか?

我が家は子供達が黒豆煮が大好きと言う事もあり、割と頻繁に食べています。ただ、いつも作るのは黒豆煮ばかり。市販されている物は甘さが強くて好みではないので、甘さも塩加減も控え目に作ります。

黒豆は大豆と同様に栄養価が高い食物で、特に黒い皮にはポリフェノールの一種であるアントシアニンが含まれているのだそう。ちょっと調べてみたら、

◎『イソフラボン』には骨粗しょう症の予防や更年期障害軽減に効果があるとされる

◎『アントシアニン』には血液をサラサラに保ったり美肌・アンチエイジング、眼精疲労改善に効果があるとされる

◎『サポニン』には肥満予防やダイエット、動脈硬化に対する効果があるとされる

◎『レシチン』には記憶力を改善させる効果があるとされる

などなど、健康な身体に必要な栄養素が豊富に含まれているようです!

他にも、トリプトシンインヒビター・大豆オリゴ糖・炭水化物・食物繊維・カリウム・カルシウム・マグネシウム・鉄・亜鉛・銅・ビタミンE・ビタミンK・ビタミンB1・トコフェロール・ステロール・フィチン酸・葉酸・リノール酸・α-リノレン酸などが含まれていて、抗酸化作用、コレステロール調整作用、血圧上昇制御作用など、へー!大豆ってすごい!と思う事が沢山書かれていました。積極的に取り入れたい食物の1つかも知れませんね。

頻繁に食べると言っても、黒豆煮ばかりはさすがに毎日は食べられない・・・そこで、やわらかく炊いて軽く塩味を付けてサラダに入れてみたり、お米と一緒に炊いて黒豆の『豆ごはん』にしてみたり、オーブンでカリカリに焼いて塩胡椒味でスナック感覚で食べてみたり、きな粉砂糖をまぶしておやつにしてみたり・・・黒豆パンも焼いたし、ホットケーキにも入れたし、色々作ってみました。

今日ご紹介するのは、お持たせにも出来る、ちょっとスペシャル感のある『黒豆パウンドケーキ』。

黒豆を炊く時にはちみつを入れて、艶とコクのある甘味を付けるのがポイント。生地にはちみつを入れる事で仕上げにブランデーやジャムを塗らなくてもしっとり仕上がります。

パウンドケーキはもともと、卵、小麦粉、砂糖、バターを全て1パウンドずつ同量で作ることからついた名前ですが、今回は、我が家の基本の生地”祖母のレシピ”の配合で作りました。祖母のレシピは粉と卵が多めのしっかりとした生地で甘さはやや控え目。一見どっしりとしていますが食べるとふわりとして軽いです。黒豆は生地の味に負けないように、しっかり目に味をつけます。煮豆煮の仕上げにお醤油を入れる事で味がしまり、和の味の豆と洋の素材を使った生地をすっとまとめてくれます。黒豆煮にお醤油を入れず甘く炊き、生地のバターを有塩にしても良いかもしれませんね。

黒豆を水に浸けて戻すことから始めるので、出来上がりまでにかなりの時間を要しますが・・・・一口食べるとおいしくて嬉しい気持ちになれる優しい味わいに、また食べたくなると思います♪是非作ってみて下さい♪

【 下準備 】
◎バターは冷蔵庫から出し、指で押してやわらかい温度に戻しておく
◎卵は常温に戻し、カラザを取り、溶いておく
◎薄力粉とベーキングパウダーは合わせてふるっておく
◎パウンド型にオーブンペーパーを敷いておく
◎バニラビーンズは鞘に縦に切り込みを入れ、種を出しておく

【 材料 】
*黒豆煮
黒豆・・・・・・・・・130g
甜菜糖・・・・・・・・130g
はちみつ・・・・・・・50g
醤油・・・・・・・・・大さじ2

*パウンド生地
無塩バター・・・・・・130g(冷蔵庫から出し、指で押してやわらかい温度に戻しておく)
甜菜糖・・・・・・・・100g
はちみつ・・・・・・・30g
卵・・・・・・・・・・3個(常温に戻し、カラザを取り、溶いておく)
薄力粉・・・・・・・・200g(ベーキングパウダーと合わせ、ふるっておく)
ベーキングパウダー・・2g
バニラビーンズ・・・・1本(バニラエクストラクトやバニラオイルでも良い)
塩・・・・・・・・・・1つまみ
牛乳・・・・・・・・・大さじ1縲怩R(生地の硬さを調節するため。様子を見ながら使う)

**黒豆煮を作る。
黒豆をたっぷりの水に浸し、一晩以上置きしっかり戻す。豆が膨らんだら鍋に移し火を点け、沸騰したら火を弱め、アクを丁寧にすくいながら柔かくなるまで茹でる。さびた鉄釘を入れて調理すると色よく仕上がる。

指で豆をつまんで確認し、柔かくなっていれば砂糖とはちみつを加えてしっかり溶かす。砂糖がとけたら火を止め、蓋をして冷めるまで置いておく。甘味がゆっくり浸透する。

再び火にかけ、一瞬沸騰したら直ぐに火を弱め、醤油を入れてひと混ぜしたら火を止める。蓋をして冷めるまで置いておく。(醤油を入れた後で煮続けると、豆が縮み食感が悪くなり、皮もしわしわになって見た目も悪くなるので注意)
しっかり冷めたらザルにあげ、汁気を切っておく。

**パウンドケーキに仕立てる。
① ボウルにバターを入れハンドミキサーで混ぜ、砂糖を加えてさらに混ぜる。白っぽくフワッとクリーム状になるまでしっかりと混ぜる。甜菜糖は目が粗く、ざらざらした感じが残るが、水分を吸ってやわらかくなり、出来上がりには全く気にならなくなるので大丈夫。

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② ①に卵を6縲怩V回にわけて少しずつ加え、都度しっかり混ぜる。(卵を1度に沢山入れたり、入れる度に混ぜ方が足りないと分離してしまうので注意)
バニラビーンズ、塩、はちみつを加えさらに混ぜる。

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③ ふるっておいた小麦粉とベーキングパウダーから、テーブルスプーンに2杯ほど別の器によけておく。(後で黒豆にまぶして使う)残りの粉を②に2縲怩R回にわけて加え、スパチュラで、粉っぽさがなくなるまで底からすくうようにさっくりと混ぜる。(混ぜ過ぎるとグルテンが出て焼き上がりの食感が硬くなるので注意)

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④ スパチュラを持ち上げてみてとろ縲怩ニ生地が落ち、ボウルの中の生地に線が残るくらいの硬さが丁度良い。ぼとっと落ちるようなら、牛乳を少しずつ加え、様子を見ながら生地をゆるめる。

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⑤ 煮汁を切った竭キの黒豆煮をボウルに移し、③でよけておいた粉を入れ、豆全体にまとわせる。(こうする事で豆が生地の底に沈んでしまうのを防ぐ。生地が膨らんで立ち上がった部分には豆は上がって来ない)

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⑥ ⑤の粉をまとわせた黒豆煮を④の生地に加え混ぜ込む。生地を型に流し込み、型を台にとんとんと打ちつけて空気を抜き、表面を平にならす。(ここで豆を全部混ぜず、4分の3ほどの豆を混ぜ込み、残りの豆を型に流してから上から散らし、指で軽く押して沈めてもよい。そうすると膨らんだ部分にも豆が入り、切った時全体に豆があってよりきれい)

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⑦ 180℃に余熱したオーブンで1時間ほど焼く。30分ほど経った頃に一度取り出し、表面に切り込みを入れると水蒸気が上手く抜け、きれいに焼き上がる。

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⑧ 竹串を刺してみて何もついて来なければ焼き上がり。オーブンから取り出し、粗熱が取れたら型を外して冷ます。

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黒豆煮と生地には菩提樹蜜を使いました。

保存しておく場合は切り口や表面が乾かないように、チャック付き保存袋に入れておくと良いです。